「水洗顔」なら美肌菌を落とさない!

●洗顔料で洗顔すると、常在菌を洗い流してしまう

界面活性剤が、肌表面の常在菌をきれいに洗い流してしまう。朝に洗顔料を使った後、夜に再び洗顔すると、復活した美肌菌がまた洗い流されるため、肌質も改善しにくい。

落ちるのは
・汚れ
・アカ
・皮脂→落としすぎると…乾燥肌の原因に
・菌→落としすぎると…肌代謝が乱れて肌荒れ、吹き出物の原因に

菌や皮脂を落としすぎると、皮膚が乾燥し、肌トラブルの原因に。一度流された菌が元に戻るまでに、12時間かかるといわれる。

●水洗顔だと、菌はあまり洗い流されない

美肌菌は、毛穴や角層に、アクネ菌は主に毛穴の中に存在する。水洗顔では汚れやアカは落ちる一方、菌はあまり洗い流されないために、美肌菌がキープされ、肌の潤いを保てる。

落ちるのは
・汚れ
・アカ

水洗顔では、皮膚の表面に付いた汚れ、アカ、汗だけが落ちるが常在菌はほとんど残る。美肌菌の増殖が自然に促され、皮膚の水分を守るバリア機能も壊れない。

菌が戻るには時間が必要→1日2回洗顔料を使うのはNG!

 次回は、美肌菌を育てるための「水だけ洗顔」朝のケア方法をご紹介します。

出来尾 格
ミルディス皮フ科(東京・横浜) 医師
出来尾 格 慶應義塾大学医学部卒業。皮膚科医。自身がアトピー性皮膚炎であることから皮膚常在菌に興味を持ち、研究を始めた同分野の第一人者。現在は診療の傍ら、皮膚細菌の研究に携わっている。

取材・文/清水すま子 写真/鈴木 宏 モデル/殿柿佳奈 イラスト/三弓素青

日経ヘルス2016年3月号掲載記事を再構成

この記事は雑誌記事掲載時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります