カロリー気にしすぎ? 食べるものが偏っている? 不調のスパイラル

<こんな行動、取っていませんか?>
・全体として野菜が少ない
・カロリーが多くなりすぎないように意識して食べる
・食べるのが早い
・夕食または夜食後3時間以内に寝る
・1食のうち野菜が何もないことがよくある
・あまりかまない
・肉は太りそうなので食べすぎないようにしている
(日経ヘルス編集部が行った読者アンケートから寄せられた主な「食べグセ」)

⇒必要な栄養が足りなくて【不調を招く食べグセ】

 「食事のカロリーを気にする」のも、実は栄養が不足する一因になりやすい。「ダイエット目的で食事制限すると、糖質など過剰なものだけでなく、たんぱく質などの必要な栄養素まで減りがち。その結果、女性に必要な鉄やビタミンB群不足にもつながる」(澤登院長)。

 野菜不足を自覚する人は多いが、「平日は忙しくて野菜を買っている暇がない」「調理法がわからない」といった理由でなかなか食べられない人も多く、「どの世代でも約6割の人が野菜不足。食べている人でも白菜やモヤシなど値段の安い淡色野菜が多い」(道江さん)。

 「食べるのが早いと急上昇する血糖値を抑えようと、インスリンが一気に出る」(溝口院長)。その結果、太りやすい、イライラする、疲れやすいなどの不調に。また、「よくかまないと肉などは消化・吸収されにくく、結果としてたんぱく質不足に」(澤登院長)。

肉や野菜不足で老化や不調のスパイラルに
肉や野菜不足で老化や不調のスパイラルに
たんぱく質や食物繊維が不足すると、腸管が弱って悪玉菌が増え、栄養の吸収が悪くなる。肉や野菜を食べていても栄養不足が進む

 さらに食べ方の特徴で4つの食べグセタイプが! 「お菓子食べタイプ」「夜遅食べタイプ」「肉・魚不足タイプ」「隠れアレルギータイプ」、この中から自分に近い食べグセが見つかるかもしれません。詳細は次ページに。