カツオだしとショウガの組み合わせは、冷えた体を温めて代謝もアップする、最適の飲み物だということを前回お伝えしました。今回は、ドリンクの作り方とアレンジメニューをご紹介します。

ショウガ&カツオだしドリンク 朝1杯のダイエット習慣
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電子レンジでOK ショウガ&カツオだしドリンク

 ショウガ&カツオだしドリンクのルールは、簡単! 1日250mlを1杯、朝に飲むだけ。

 カツオだしは、煮干しやシイタケ、昆布などに比べ、短時間でうまみが出る。電子レンジを使えば、さらに簡単だ。基本のドリンクを作ってみよう。

ショウガ&カツオだしの作り方

【作り方】
 耐熱容器にカツオ節10gと水250ml、ショウガ薄切り2枚を入れ、電子レンジ(500W)で約2分半加熱。飲みにくければキッチンペーパーなどでこす。

■時間がないときはだしパックでもっと手軽に!
 カツオ節を細かくして袋詰めした「だしパック」を利用すると便利だ。お湯を注ぐだけでだしが楽しめるティーバッグタイプの商品も登場。だしがらは、チャーハンや雑炊などの調味料として活用できる。

カツオだしのダイエット以外の健康作用

【効果1】満腹感が続き食欲や血糖値が安定する
 カツオだしには、うまみ成分のイノシン酸のほか、グルタミン酸などのアミノ酸が複数含まれている。こうしたアミノ酸が複合して含まれるスープと白米を一緒にとった場合、水と白米に比べて胃の運動が促進され、血糖値が安定したという報告がある。

【効果2】血流を促し疲労回復に働く
 カツオだしに含まれるアンセリンは、血流量を上げ、疲労回復にも役立つ。実際に、カツオだしを飲むことで、運動後の疲労や精神作業後の疲労、眼精疲労などが改善したという研究が報告されている。

【効果3】高めの血圧を下げて減塩にも役立つ
 濃いカツオだし(4%)で作った味噌汁は、塩分を20%減らしても「おいしい」と感じる人が多かったという研究がある。また、だしに使ったカツオ節をそのまま食べることで、高めの血圧を下げる働きもある。

【効果4】心が安らぐリラックス効果も
カツオだしを継続的にとると、緊張感や不安感、活気など総合的な感情状態が改善する。リラックス効果が期待できるので、寝る前のドリンクとしてもむく。カツオだしをとると攻撃性が低下し、うつ状態を抑制するという動物実験の報告もある。

尿酸値が高めの人はとりすぎに注意を

 カツオ節10gあたりのプリン体の量は、約50mgとやや多め。だしにそのまま出ることはないが、尿酸値が高めの人や、尿路結石などにかかったことがある人は、飲みすぎ、とり過ぎないように注意しよう。

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