最新の研究で、よくかんでゆっくり食べると、消費カロリーが増えることが分かりました。実際、ゆっくり食べる人ほど体脂肪率も低いのです。運動しなくてもダイエットにつながる「ゆっくり食べるだけ! ダイエット」のコツをご紹介します!

あなたはおにぎり1個を何分で食べる? (C)PIXTA
あなたはおにぎり1個を何分で食べる? (C)PIXTA

 「食べるのが早い人は太るというのは本当です」と言って、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院の林直亨教授が見せてくれたのが、早く食べたときとゆっくり食べたときの消費エネルギーを比べた図。林教授らの実験では、同じ食品を早く食べたときとゆっくり食べたときでは、ゆっくり食べたときのほうが食後の消費エネルギー(食事誘発性熱産生=DIT)が多いことが分かった。

新事実 ゆっくり食べると消費カロリーが増える
新事実 ゆっくり食べると消費カロリーが増える
男性10人を対象にした実験。ブロック状の栄養補助食品と水200mlを、早く食べたときとゆっくり食べたときのDIT(食事誘発性熱産生)を比較した。すると、ゆっくり食べたときは、食後90分までDITが高い状態が続いた(データ:Obesity; 22,E62-E69, 2014)