ミックスナッツダイエットのメリット

【1】食べ飽きないので続けやすい
 アーモンドとクルミは2大お薦めナッツだが、これらだけを毎日食べ続けると飽きてしまう。味が苦手な人もいる。好みのナッツ類を合わせれば食べやすくなるし、食感や味が変わることで飽きずに続けられる。

【2】いろんなナッツを食べるので、かむ回数が増え満腹感がアップ
 ナッツ類は硬く、かむ回数が通常の食品よりも多い。さらに、硬さが異なる食材を食べると、かむ回数が増えるという報告がある。「よくかむと脳の視床下部にある満腹中枢が刺激され、少量でも満腹感が得られる」(井上教授)。

アーモンドの平均咀嚼回数(5粒)
25〜30回(白いご飯は10〜20回)

【3】ミックスナッツで女性に不足しがちなビタミン・ミネラル・油がとれる
 アーモンドやクルミにその他のナッツ類を合わせると女性にうれしい栄養素が補える。「カボチャの種、ヒマワリの種は鉄や亜鉛が豊富なので、貧血や肌荒れなどが気になるときに。大豆にはイソフラボンが豊富です」(井上教授)。

ナッツ1種で25g(アーモンド)
ナッツ1種で25g(アーモンド)
アーモンド25gを食べた場合にとれる栄養素。それぞれ、1日に推奨される量に対する割合を示す。
ミックスナッツで25g(アーモンド、クルミ、ヒマワリの種)
ミックスナッツで25g(アーモンド、クルミ、ヒマワリの種)
アーモンドとクルミで7割、ヒマワリの種を3割食べた場合、n-3系脂肪酸、亜鉛が増える。

※成分グラフのデータは、大豆とピーナツは「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」より、タイガーナッツはエーシーテック提供資料、それ以外のナッツ、種は「USDA National Nutrient Database for Standard Reference」より作成。

 次回は、栄養価が高いミックスナッツの数々を紹介します。
 こちらへどうぞ ⇒ 栄養価が高いミックスナッツ図鑑 おやつに常備したい

井上浩義
慶應義塾大学医学部 教授
井上浩義 理学博士、医学博士。九州大学大学院理学研究科博士課程修了。2008年から現職。専門は薬理学、生理学だがナッツ類の研究にも詳しい。著書は『食べても痩せるアーモンドのダイエット力』(小学館)など多数。

取材・文/村山真由美 写真/鈴木正美 構成/熊 介子

日経ヘルス2016年8月号掲載記事を再構成

この記事は雑誌記事掲載時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります