野菜スティックを常備するといい理由

1. まず野菜! この習慣で太りにくくなる
 腸は、食べたものから順に栄養として吸収する。パンやご飯を先に食べれば糖質が先に吸収され血糖値が急上昇。インスリンが大量に分泌されて、体内に脂肪がストックされやすくなる。野菜を食べてからたんぱく質中心のおかずを食べ、最後に炭水化物をとることで、血糖値の上昇を抑えられ、太りにくい食べ方になる。サラダをつくる時間がないときも、野菜スティックならベジファーストが実践しやすい。

2. 野菜スティックの歯応えのダイエット効果
 のど越しのいいものや、やわらかくて食べやすい料理が好まれるようになり、1回の食事でかむ回数は激減。しかし、「かむことこそダイエットには重要。かむと満腹中枢が刺激されて満腹感を得やすく、食欲をコントロールしやすくなる」と本多先生。さらにかむことで増す脳内のヒスタミンは、内臓脂肪の分解を促進することもわかってきている。生の野菜スティックなら歯応えがあり、自然にかむ回数が増やせる。

3. 糖質や脂質たっぷりの間食を野菜スティックで代替
 何となく口さびしいときや小腹がすいたときの間食でダイエットを失敗するケースは多いもの。つくり置きで野菜スティックと好みの味のディップが常備できていれば、心配無用。チョコレートやポテトチップなど、従来の間食の定番と、70gの野菜スティック&ディップのカロリー等の比較を参考に、励もう!

野菜スティックセット VS いつもの間食
野菜スティックセット VS いつもの間食
*キュウリ2切れ・ニンジン3切れ計70gと、次回紹介する6種のディップの平均値で算出。参考文献/『日本食品標準成分表 2015年版(七訂)』

 次回は、冷蔵庫に常備しておきたいディップソースのレシピをご紹介します。

 こちらへどうぞ ⇒ ディップソースを常備 いつもの間食を野菜スティックに

本多京子
医学博士、管理栄養士
本多京子 NPO法人日本食育協会理事。健康と栄養に関するアドバイスやレシピにファンは多く著書は60冊超。スポーツ選手の栄養指導やハーブ&アロマテラピー、紅茶など食にまつわる分野を幅広く手がける。

取材・文/中城邦子 写真/中野博安 構成/太田留奈(日経BP経済メディア編成部)

日経ヘルス2016年8月号掲載記事を再構成

この記事は雑誌記事掲載時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります