具だくさんで腸を元気に!夜5分の育菌みそスープ

 1日働いた体と腸を癒やす夜の一杯。野菜はよく食べるけどたんぱく質が不足ぎみ、逆に肉やご飯が好きで野菜不足など、偏った食生活のリセットにもなる。

キノコと海藻で「いろんな善玉菌に“餌付け”できます」

 腸の状態をリセットする「朝の育菌みそスープ」に対して、「夜の育菌みそスープ」は食物繊維が豊富な具をたっぷり入れて、善玉菌を増やす。腸ケアに詳しい看護師の齊藤早苗さんは、海藻、キノコ、野菜の組み合わせを基本(前回紹介したエノキとアオサのみそスープ)にし、さらに腸タイプ別に適した具材を薦めている。

 「野菜ばかり食べて便が水っぽく、固まらない人にはお腹にガスがたまりやすい。油揚げや豆腐など、たんぱく質を加えることをお薦めしています」と、齊藤さん。それが下のレシピ。いろいろな食材を食べることで、「多くの種類の善玉菌の“餌付け”ができる」(齊藤さん)。

 「オリーブオイルやココナツオイルを少量加えると、お通じがよりスムーズになる」とも。ガンコな便秘の人はぜひ試してみて。

齊藤早苗さんお薦め
●お腹が張りやすい人にバランス育菌みそスープ

お腹が張る人、肉やご飯が好きな人は、この一杯を夕食のメインにして腸を休める日を作るといい。「キノコ類は細かく切り、海藻類はよく煮込むと、消化吸収がより良くなる」(齊藤さん)
お腹が張る人、肉やご飯が好きな人は、この一杯を夕食のメインにして腸を休める日を作るといい。「キノコ類は細かく切り、海藻類はよく煮込むと、消化吸収がより良くなる」(齊藤さん)

[1杯分]87kcal・塩分1.2g・食物繊維3.4g

【材料(2杯分)】
ニンジン…2cm
白菜…1/2枚(50g)
油揚げ…1/2枚
豆腐…1/4丁
ナメコ…80g
モズク(味付けでないもの)…60g
長ネギ…5cm
味噌…大さじ1(18g)

【作り方】
1. ニンジンはイチョウ切り、白菜は1cm角、油揚げと豆腐は5mm角に切る。
2. 鍋に水400mlとニンジンを入れて火にかける。
3. 沸騰したら、白菜、油揚げ、ナメコ、長ネギを入れてさらに煮る。
4. 野菜が軟らかくなったら味噌を溶き入れ、最後に豆腐とモズクを加えて火を止める。