体脂肪になりにくい【中鎖脂肪酸】

 ラードなどと同じく飽和脂肪酸の一種だが、比較的分子サイズが小さい中鎖脂肪酸は、水に溶けやすく、腸で吸収されるとすぐに肝臓で使われてエネルギーになるため、体脂肪になりにくい。中鎖脂肪酸を燃焼するときに肝臓で作られるケトン体は脳のエネルギーになるほか、食欲を抑える作用もあるのでダイエットにも向く。加熱に強い。

ココナツオイル

 ココナツの果肉から抽出した油。製造方法により味や香りが異なる。香りを楽しみたいなら、未精製のバージンココナツオイルを、甘い香りが苦手なら精製オイルがいい。酸化しにくいので揚げ物や炒め物にも向く。

check:体によくないNGな油ってどんな油?
 マーガリンやショートニングなど、人工的に固形にした油に多い「トランス脂肪酸」は、LDLコレステロールを増やし、HDLコレステロールを減らす作用があり、心疾患のリスクを高めるという報告がある。

 コーン油や大豆油などは「n-6系」と呼ばれる油で、とりすぎると体内で炎症を引き起こすとされる。

※特に表記のないデータは、「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」から作成。

取材・文/武田京子 構成/堀田恵美

日経ヘルス2017年12月号掲載記事を再構成

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