酸化しにくく使いやすい【n-9系油(オメガ9)】

 抗酸化成分が豊富で酸化しにくく、加熱にも強いため使いやすいのがn-9系油。その代表格、オリーブオイルの主成分であるオレイン酸には、悪玉(LDL)コレステロールを減らし、善玉(HDL)コレステロールを維持する働き、便秘を改善する作用がある。菜種油やマカダミアナッツオイルにも豊富。

オリーブオイル

 オリーブの実からとった油。辛味や苦味のもとになる、オレウロペインやヒドロキシチロールなどのポリフェノールを含み、抗酸化作用が高い。搾ってろ過しただけのエキストラバージンオリーブオイルにポリフェノールが豊富。

アボカドオイル

 「森のバター」といわれるアボカドの実から抽出した油。ビタミンEやビタミンB群などのビタミンが多い。オリーブオイルと同様にオレイン酸が豊富。くせが少ないので、ほかの食材の風味を生かしたいときにも使いやすい。

(データ:米国農務省食品データベースより)