小鍋料理で実践しよう

 エネルギー代謝の低下を防ぐにはたんぱく質も不可欠だ。「エネルギーが不足すると、体は筋肉などのたんぱく質を分解してエネルギーを作る。筋肉が減ると基礎代謝が低下するため、やせにくい体になってしまう」と山田さん。

 また、筋肉には糖をグリコーゲンの形で蓄える働きもある。「筋肉が減ると、貯蔵できる糖の量が少なくなるため血糖値が上がり、体脂肪がつきやすくなる」(山田さん)。

 「たんぱく質中心の食事だと満腹感が4時間、脂質では3時間半ほど持続するが、糖質中心の食事では、満腹中枢が狂ってしまうのか、食後2時間ほどで空腹を感じるという研究報告もある」と山田さんはいう。

 脂質とたんぱく質をしっかりとるファットバーニングダイエットを実践するなら、お薦めは小鍋料理。肉か魚に野菜を1〜2品プラスするだけでいい。

◆小鍋がお薦めなワケ
・汁ごと食べてさっぱり油がとれる
・2〜3食材で手軽にできる
・たんぱく質・野菜がたっぷりとれる
・糖質を減らしやすい