「鶏の常備だし」でご飯やスープにコクを

 わが家の冷蔵庫には、手羽先でとる「鶏の常備だし」がいつも3Lくらい入っています。自分でとった鶏のだしは、くせがなく、体にするりと入るやさしい味。だから、いろいろなメニューに使い回しても飽きることがありません。

 鍋やしゃぶしゃぶのスープにしたり、うどんやにゅうめんの汁にしたり。温かい料理が恋しい時期は、特に重宝しています。だしをとった後の手羽先は、あえものやサラダにするなど、もう1品欲しいときに便利です。

鶏のエスニックご飯。鶏もも肉をお米にのせて炊く
鶏のエスニックご飯。鶏もも肉をお米にのせて炊く

だしがあれば炊飯器で簡単
鶏のエスニックご飯

[1人分]509kcal・塩分 3.3g [調理時間]30分
※炊飯時間を除く

【材料(3~4人分)】
米…2合
鶏もも肉…大1枚(300g)
塩…小さじ1
鶏の常備だし(下記参照)…360ml
なます
 大根…250g
 ニンジン…1/2本(80g)
 塩・酢…各小さじ1/2
 砂糖…小さじ2
クルミだれ
 クルミ(殻から出したもの)…3~4個分
 ナンプラー・水…各大さじ1
 レモン汁…1/2個分
 砂糖…小さじ1/2
 赤唐辛子(小口切り)…1本分
サラダ菜・香菜…各適量

【作り方】
1. 米は洗ってざるに上げ、30分以上置く。鶏肉は余分な脂を取り除き、塩小さじ1/2をまぶす。炊飯器の内釜に米、鶏の常備だし、残りの塩を入れて混ぜ、鶏肉をのせて炊く。
2. なますを作る。大根とニンジンは皮をむいて6cm長さの細切りにし、塩をまぶして12~15分置く。水気が出たらしっかりと絞り、砂糖と酢を振って手でもむ。
3. クルミだれを作る。クルミは粗く刻む。小さめの器にクルミだれの材料を入れて混ぜ合わせる。
4. 1が炊き上がったら鶏肉を取り出し、食べやすい大きさに切る。器にご飯と鶏肉、サラダ菜、香菜、なますを盛り、クルミだれをかける。

水の代わりに鶏だしを使い、鶏もも肉をお米にのせて炊くと、うまみたっぷりのご飯が簡単に炊ける。
鶏の常備だしのとり方
鍋に鶏手羽先4本と水1L、あればショウガの皮4切れを入れて中火にかける。フツフツとしてきたらアクを丁寧に取り除き、弱火にして20分煮る。火を止めてそのまま冷ます。保存するときはだしと手羽先に分け、だしは保存容器に入れる。手羽先は骨を除いて身をほぐし、保存容器に入れる。どちらも冷蔵庫に入れ、3~4日以内に使う。