雑誌『日経ヘルス』から、「カラダ想いなのに簡単に作れる」という料理レシピをご紹介。毎回、人気の料理人・料理研究家が登場します。 健康を支える「3つのキーワード」と、簡単に作れておいしくヘルシーなレシピを伝授していただきます。

小堀紀代美さん
実家は洋菓子店を営み、幼いころからおいしいお菓子に囲まれて育つ。東京・富ヶ谷のカフェ「LIKE LIKE KITCHEN」(2012年閉店)で料理人兼オーナーを務めた後、現在は料理家として活動。不定期開催の料理教室も人気がある。著書に『フルーツのサラダ&スイーツ』(NHK出版)、『スプーンで作るおやつ』(主婦の友社)がある。

 以前カフェを開いていたときにお店で出していたのは、ヨーロッパの家庭で出てくるような料理でしたが、家で作る食事は和食がほとんど。玄米と、それに合うおかずが基本です。

 夫の健康を考えて砂糖や塩を控えめにするように心掛けているため、醤油や砂糖をベースにした煮魚や照り焼きといった和の味ではなく、無国籍な味のおかずを毎日取り入れています。

 スパイスやかんきつ類を利かせると、あっさりとした味付けでも物足りなさはなくて、玄米ともよく合うんです。この食事のおかげで私自身も体が軽くなり、ひどかったむくみもよくなったと感じています。

小堀紀代美さんの3つのキーワード
(1)スパイスを利かせる
(2)ひと味違う野菜おかず
(3)スープと玄米を楽しむ
「飽きのこない無国籍のおかずなら、玄米を毎日おいしく続けられます」