雑誌『日経ヘルス』から、「カラダ想いなのに簡単に作れる」という料理レシピをご紹介。毎回、人気の料理人・料理研究家が登場します。 健康を支える「3つのキーワード」と、簡単に作れておいしくヘルシーなレシピを伝授していただきます。

タカコナカムラさん
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料理家。山口県の割烹料理屋に生まれる。米国遊学中に、食材を丸ごと食べるWhole Food(ホールフード)に目覚め、発酵食や伝統食材を使用したオーガニックカフェなどのプロデュースを経て、食と暮らしと環境をまるごと学ぶ「タカコナカムラWhole Foodスクール」を主宰。「塩麹」「50℃洗い」「ベジブロス」の仕掛け人でもある。

 おいしいだけでなく健康にいい食事がなによりも大切だと思い、これぞと思ったことは徹底して試しています。最近注目しているのが、「AGEsエージーイーズ」(終末糖化産物)です。

 AGEsとは、糖とたんぱく質が結びつく「糖化」によって作られる物質で、体内に蓄積すると老化が進むといわれています。

 AGEsをためないためには、「体内での糖化を抑制する食材をとる」「AGEsを増やさない調理法を心がける」、この2つが有効です。今回、ご紹介する「ベジブロス」(野菜の切れ端などを煮込んでこしたスープストック)や「低温蒸し」にもAGEsを増やさない効果があるので、ぜひ料理に取り入れてほしいです。

タカコナカムラさんの3つのキーワード
(1)AGEsを抑える食材をプラス
(2)低温蒸しで調理
(3)スープストックを活用
「目下の関心は老化を早める物質『AGEs』をためない食生活です」