雑誌『日経ヘルス』から、「カラダ想いなのに簡単に作れる」という料理レシピをご紹介。毎回、人気の料理人・料理研究家が登場します。 健康を支える「3つのキーワード」と、簡単に作れておいしくヘルシーなレシピを伝授していただきます。

コウ静子さん
料理研究家。母である韓国生まれの料理研究家・李映林さんのアシスタントを経て独立。韓国薬膳の要素を取り入れながら、美容と健康を考えた料理を数多く提案している。テレビ、雑誌などのメディアで活躍中。著書は『症状別 不調のときに食べたいごはん』(家の光協会)、『野菜たっぷりの薬膳韓国ごはん』(大和書房)など多数。

 食べ過ぎや寝不足などが続くと、体は正直なもので不調となって表れます。カゼをひいたり、肌が荒れたりするのには、必ず何か理由があるんですよね。

 韓国生まれの母は、いつも韓方(中国の漢方をルーツとする韓国の養生法)に基づいた食事を出してくれました。そのおかげで、季節や体調に合わせて食べたり飲んだりするのが習慣になっています。

 体にいい食材はたくさんありますが、そのときの自分に合わなければ効果はありません。

 「今日の私に必要なものは何かな?」と考えて食材やお茶を選ぶ心がけが、日々の健康につながると思います。

コウ静子さんの3つのキーワード
(1)体を整える果物茶
(2)黒い食材で「腎」を補う
(3)ナッツで質のいい油をとる
「その日の心と体に合った食材やお茶を選ぶ。韓方の養生法が、幼いころからの習慣です」