雑誌『日経ヘルス』から、「カラダ想いなのに簡単に作れる」という料理レシピをご紹介。毎回、人気の料理人・料理研究家が登場します。 健康を支える「3つのキーワード」と、簡単に作れておいしくヘルシーなレシピを伝授していただきます。

パン・ウェイさん
薬膳料理研究家。中国・北京生まれ。季節と体をテーマに四季に沿った食生活を提唱。東京・代々木のスタジオで料理教室を主宰している。テレビ出演、講演会、企業向けのレシピ開発など幅広く活躍。著書は『毎日からだを調える 中華スープ』(誠文堂新光社)など多数。

 中国・北京の祖母から伝統的な養生法を学びました。なかでも「早吃好、午吃飽、晩吃少(朝は質のいいものを食べ、昼はめいっぱい好きなだけ食べ、夜は少なめに食べる)」という教えは今も心がけていることの一つです。この方法を実践すれば、体に必要な栄養がしっかりとれてストレスもたまりません。

 食べることが大好きなので、食べたいものは思いきり食べるのが私のルール。でも、毎食それでは内臓に負担がかかり不調が出てしまいます。大切なのは食べ過ぎたあとのケア。晩ご飯を軽めにしたり、お腹が重ければ一食分抜いたりして調整すると、体がすっきりしますよ。

パン・ウェイさんの3つのキーワード
(1)野菜中心のスタミナ食
(2)ご飯で作る中華がゆ
(3)体にいいストック食材
「朝食は質のいいものを、昼食は好きなものを、夕食は少なめに食べる。中国の養生法です」

 中国の養生法を実践するパン・ウェイさんの「カラダ想いレシピ」は、次のページから!