雑誌『日経ヘルス』から、「カラダ想いなのに簡単に作れる」という料理レシピをご紹介。毎回、人気の料理人・料理研究家が登場します。 健康を支える「3つのキーワード」と、簡単に作れておいしくヘルシーなレシピを伝授していただきます。

荻野伸也さん
東京・池尻大橋にあるフランス料理店「レストランOGINO」オーナーシェフ。2007年に開店以来、予約の取れないレストランとして人気を博している。著書に『アスリートシェフのチキンブレストレシピ~鶏むね肉でパワーアップ!』(柴田書店)、『レストランOGINOの果物料理』(誠文堂新光社)などがある。

 8年ほど前から「トライアスロン」に取り組んでいます。毎年、12~13時間かかる過酷なレースに出場しているので、日々のトレーニングは欠かせません。

 毎日の食事がレースの結果に影響するので、栄養にも気を使います。試食もあるので、基本は朝食とまかない食の1日2食。レース1カ月前はたんぱく質を中心にとり、1週間前になると炭水化物を多くします。

 食材は、脂肪の多い肉など不要なものは避け、たんぱく質やミネラル、ビタミンが豊富なものをチョイス。これらをシンプルに食べやすく調理します。重視するのは、もちろんおいしさ。そこは後回しにしません。

荻野伸也さんの3つのキーワード
(1)牛赤身肉で鉄分をとる
(2)ちりめんじゃこでカルシウム補給
(3)サラダでビタミン摂取

「トライアスロンのレースのために、必要な栄養をおいしく補給しています」