忙しい人にお薦め! イワシの酢煮をストック

 魚を一からさばいて調理するとなると、手間や時間がかかるので普段の食卓に並べるのは難しい、という人も多いはず。

 そんなときにお薦めしたいのが、煮魚の作り置き。今の季節、脂がのっているイワシを酢で煮ておけば、冷蔵庫で約1週間は保存できます。

 イワシの酢煮は、そのまま食べるのはもちろん、アレンジも可能。中骨を除いて身をほぐし、生野菜と一緒にサラダにすれば、おいしくて体にいい一皿がすぐできます。時間があるときに作り、ストックしておきましょう。

煮汁をドレッシングに活用
イワシのサラダ仕立て

[1人分]469kcal・塩分4.7g[調理時間]45分

【材料(2人分)】
イワシ…4尾
(A)水・酒…各150ml
(A)みりん・醤油・酢…各50ml
トマト(湯むきしたもの)…1/2個(150g)
ショウガ(薄切り)…1かけ分
緑・赤・黄パプリカ…各1/6個(20g)
ゴマ油…小さじ2
(B)キュウリ(すりおろし)…1本分
(B)大根(すりおろし)…50g

【作り方】
1. イワシの酢煮を作る。イワシは頭を切り落とし、腹を斜めに切って内臓をかき出す。薄い塩水(分量外)を入れたボウルの中で腹の内側をきれいに洗う。
2. 鍋に1Lの湯を沸かして火を止め、300mlの水を入れて温度を下げる。イワシをさっとくぐらせ、表面が白っぽくなったら氷水にとり、水気を拭く。
3. 鍋にイワシを並べてAを注ぎ、中火にかけて10分ほど煮る。仕上げにくし形に切ったトマトとショウガを加えて軽く火を入れ、火を止めて冷ます。すぐに使わない場合は、保存容器に入れて冷蔵庫へ。
4. サラダを作る。パプリカは1.5×3cmに切り、熱湯でさっとゆでて冷水にとり、ざるに上げて水気を切る。3のイワシは手で開いて中骨と小骨を取り除き、食べやすくほぐす。
5. 器にイワシとショウガ、トマト、パプリカを盛る。残った煮汁にゴマ油を加えて混ぜ、たっぷりとかけ、Bの水気を切ってのせる。

イワシは湯にくぐらせて生臭みを取って。温度が高すぎると皮が破れてしまうので、熱湯に水を加えて70〜80℃にするのがポイントです。
イワシの酢煮はひたひたの煮汁で煮るだけ。冷蔵庫で約1週間保存がきくので、時間があるときに作っておいて。そのままでもおかずになります。