雑誌『日経ヘルス』から、「カラダ想いなのに簡単に作れる」という料理レシピをご紹介。毎回、人気の料理人・料理研究家が登場します。 健康を支える「3つのキーワード」と、簡単に作れておいしくヘルシーなレシピを伝授していただきます。

大庭英子さん
料理研究家。身近な材料と普段使いの調味料で作る家庭料理に定評がある。和・洋・中・エスニックのジャンルを超えた幅広いレパートリーは、どれも味わい深く、あらゆる年齢層から支持を得ている。著書に『ラクラク冷凍レシピ 使えるものだけ! おいしいものだけ!』(講談社)『満腹! お楽しみ弁当』(文化出版局)など多数。

 暑さで体力を消耗してしまう夏は、食事を適当にすませてしまいがちです。そんなときこそ、野菜や肉をきちんと食べるようにしています。旬のナス料理を作り置きしたり、短時間で調理できるものを並べたり。手間をかけずに栄養をとり、夏を乗りきっています。

 健康維持のために実践しているのが、糖質を完全に抜くのではなく、少しは食べていいとする「ゆる糖質オフ」。以前と同じ食べ方をしていると体重がすぐに増えてしまうので、食べる順番に気をつけ、おかずを薄味にしてご飯の食べすぎを防いでいます。無理をしないのが、ゆる糖質オフを続けるコツです。

大庭英子さんの3つのキーワード
(1)作り置きで夏の調理をらくに
(2)薄味おかずで糖質を控える
(3)牛肉と生野菜で簡単調理

「夏のご飯は手間をかけないのが基本。『ゆる糖質オフ』を心がけています」