雑誌『日経ヘルス』から、「カラダ想いなのに簡単に作れる」という料理レシピをご紹介。毎回、人気の料理人・料理研究家が登場します。 健康を支える「3つのキーワード」と、簡単に作れておいしくヘルシーなレシピを伝授していただきます。

吉田勝彦さん
東京・代々木上原の中華料理店「ジーテン」オーナーシェフ。出身地である岩手県の食材や、信頼できる農家の有機野菜を使った、体にやさしい中華料理に定評がある。著書に『「蒸す」って、おいしい。キッチンはいいにおい!』(文化出版局)、監修本に『フライパン1つで簡単中国料理』(NHK出版)など。

 毎日食べても飽きない料理がおいしいと思うので、お店で出す料理には化学調味料を使っていません。代わりに野菜を蒸して下ごしらえするなど工夫して、体が喜ぶ料理に仕上げています。

 とはいえ、仕事柄、何度も味見をするので塩分や油分のとり過ぎが悩みの種。日常ではなるべく塩を控え、野菜中心の食生活を心がけています。

 毎朝、生のニンジン1本を薄切りにしてパリパリ食べ、チアシード入りの青汁を飲みます。昼と夜のまかないは、野菜とキノコを多めに。脳の刺激になるように、野菜はかみごたえを残します。目標は年を取っても元気なスーパーじいさんです(笑)。

吉田勝彦さんの3つのキーワード
(1)野菜を蒸して使う
(2)野菜のスープ
(3)残った野菜は漬物に
「まかない料理は野菜たっぷり、塩分控えめを意識しています」