雑誌『日経ヘルス』から、「カラダ想いなのに簡単に作れる」という料理レシピをご紹介。毎回、人気の料理人・料理研究家が登場します。 健康を支える「3つのキーワード」と、簡単に作れておいしくヘルシーなレシピを伝授していただきます。

笠原将弘さん
東京・恵比寿の日本料理店「賛否両論」店主。新宿「正月屋吉兆」で高校卒業から9年間、料理人としての腕を磨く。実家の「とり将」を継ぎ、2004年に「賛否両論」をオープン。予約のとれない人気店となる。テレビや書籍、雑誌、イベント等でのレシピ提供やメニュー開発など、幅広く活躍。著書多数。

 これといってこだわりの健康法はありませんが、最近は体が欲したときに食事をするようにしています。仕事柄、食生活のリズムを整えるのは難しく、三度の食事をきちんととろうとすると、どうしても食べ過ぎてしまうんですよね。そこで、好きなときに、野菜を多めに食べる生活に変えたところ、体の調子が良くなった気がします。

 健康を気遣うなら、和食中心の食生活がもちろんお薦め。和食は野菜や魚を中心に、素材のおいしさを生かして作る料理。油もほとんど使わないので、とてもヘルシーです。僕のレシピは気軽にできるものばかりだから、ぜひ作ってみてくださいね。

笠原将弘さんの3つのキーワード
(1)フライパンで重ね蒸し
(2)漬け物で野菜サラダ
(3)トマトジュースをだし代わりに
「野菜と漬け物を切ってあえるだけ。僕が特に気に入っているサラダです。」