雑誌『日経ヘルス』から、「カラダ想いなのに簡単に作れる」という料理レシピをご紹介。毎回、人気の料理人・料理研究家が登場します。 健康を支える「3つのキーワード」と、簡単に作れておいしくヘルシーなレシピを伝授していただきます。

李 映林さん
料理家。韓国・済州島出身。来日後、大阪に在住し、三男一女に恵まれる。料理のおいしさが評判となり、料理家として活動をスタート。韓国料理はもちろん、和、洋、エスニックと得意ジャンルは幅広く、体にやさしく独創的な料理にファンが多い。娘で料理家のコウ静子さんとの共著『李家の常備菜と保存食』(扶桑社)など、著書多数。

 私の一日は、朝早く庭に出て、深呼吸することから始まります。植物に水をやりながら、声をかけたり葉に触れたりして手入れをしたら、お茶の時間です。私にとってこの時間は、自分と向き合う大切なひととき。香りを楽しみながら体や心の状態に意識を向けると、今とるべき食材や料理が見えてきます

 世の中には食の情報があふれています。それに惑わされてしまう人も多いかもしれません。韓国には薬食同源という考え方がありますが、まさに食事は体作りの基本。自分を大切にし、毎日の食事をおろそかにしないことが、自分や家族の健康につながると思います。

李 映林さんの3つのキーワード
(1)お茶の時間を作る
(2)水キムチで腸を整える
(3)煮込み料理で体を温める
「今必要なものを感じとる自分の時間を大切にしています」