ビーツの甘さに驚くはず。寒さをほっと和らげて

 ビーツという食材をご存じでしょうか? ロシア料理のボルシチに欠かせない根菜で、最近は国産のものも増えているようです。ゆでて食べると本当においしくて、トウモロコシのように甘いんですよ。

 ビーツは「食べる血液」といわれるほど血液の循環をよくする作用があり、冬の煮込み料理にうってつけ。牛すね肉と一緒にコトコト煮るのがわが家の定番です。肉のうまみとビーツの甘みが溶け合ったスープは、何よりのごちそう。体も心も温まります。

赤い色素には抗酸化作用が
牛肉とビーツの煮込み

[1人分]441kcal・塩分2.1g[調理時間]120分

【材料(4〜5人分)】
ビーツ…2個(600g)
牛すね肉…500g
ニンジン…1本
タマネギ…1個
セロリ…1本
トマト…1個(200g)
水…1400ml
(A)ニンニク…2かけ
(A)ローリエ…1〜2枚
(A)酒…100ml
(A)粒黒コショウ…5〜6粒
塩・コショウ…各適量
オリーブオイル…大さじ1
ディル・サワークリーム…各適量

【作り方】
1. ビーツは皮つきのまま鍋に入れ、水をたっぷり注いで強火にかける。沸騰したら弱めの中火にして30分ほどゆで、火を止めてそのまま置き、粗熱を取る(ゆでたものは保存可能、下記参照)。
2. 牛肉は食べやすい大きさに切って鍋に入れ、水をたっぷり注いで強火にかける。沸騰したら肉をいったん取り出す。鍋をさっと洗って牛肉を戻し入れ、Aと水を加えて強火にかける。煮立ったら弱めの中火にし、1時間ほどゆでる。
3. ニンジンは皮をむいて乱切りに、タマネギは縦8等分に切る。セロリは筋を取り、3cm長さに切る。トマトはへたを取って湯むきし、縦4等分に切る。ビーツは手で皮をむき、縦半分に切ってから横に1cm厚さに切る。
4. 2の鍋に3と塩小さじ1、オリーブオイルを入れ、30分ほど煮る。塩・コショウ各適量で味を調える。
5. 器に盛ってディルを散らし、サワークリームをのせる。

ビーツは色と栄養が流れ出ないように、皮つきのままでゆでる。ゆでたものはラップをかけ、冷蔵庫で2〜3日保存できる。カットしてサラダに入れたり、さっとフライパンでソテーしたりして食べる。

構成・文/川端浩湖 写真/野口健志

日経ヘルス2016年12月号掲載記事を再構成

この記事は雑誌記事掲載時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります