空気が乾燥する冬は、肌が潤い不足になってカサカサに。でも、実は意外なところに乾燥の原因が。夏と同じ洗い方をしてない? 保湿ケアをやりすぎてない? 冬の肌トラブル対策法を紹介します。
・冬の肌トラブルの真実を知る 水虫、カビ、過剰保湿
・冬に起こりやすい顔の肌トラブルと正しいスキンケア←今回はココ
冬の肌トラブル、 顔の乾燥をチェック
まずは、自分の顔の状態についてチェックしてみよう。下記の3つにチェックが入る人は、肌乾燥が進行中だ。
【顔】
□W洗顔をしている
□目元や口元がカサつく
□化粧水が染みる
肌がカサつく、つっぱる、かかとがガサガサになる……。空気が乾燥する冬場は、肌も潤い不足になりがち。せっせとクリームなどを塗って保湿に努めている人も多いだろう。だが、冬のスキンケアには意外な落とし穴があると専門家は指摘する。
まずは間違ったスキンケア。「夏と冬で洗顔の仕方を変えていない人が多い。クレンジングの後に洗顔料で洗う『W洗顔』を続けていると、肌の乾燥が一層進む」と東邦大学医療センター大森病院皮膚科の関東裕美臨床教授。目元や口元がカサつく、いつも使っている化粧水が染みるなどの心当たりがあれば、皮膚が乾燥しているサイン。クリームなどを増やして保湿ケアをする前に、洗いすぎていないか、洗顔法を見直してみよう。
「過剰保湿」も問題だという。「顔がべたつくほど保湿剤を塗っている人がいる。保湿のしすぎはニキビや赤ら顔の原因になる。冬は確かに保湿が重要だが、やりすぎは禁物」と、ひふのクリニック人形町の上出良一院長。人さし指を頬につけたとき、べたっと皮膚がくっついてくるようなら過剰保湿の可能性が大だという。