セルフケアで自分の足を守ろう

 セルフケアも重要だ。同じ靴を続けて履かない、スリッパやマットを共用しない、家に帰ったら足を洗うといった点を心がけて。不特定多数の人がはだしで歩く場所には必ず白癬菌がいるが、皮膚に付着しても24時間以内に洗えば感染はしない。「軽石でかかとをゴシゴシこすったり、先の細い靴を履いて爪が変形したりすると、菌が侵入しやすくなるので要注意」と仲院長。また意外な落とし穴がペディキュアだ。爪が密封状態になり、菌が増殖しやすい環境になる。ペディキュアを落としたら、感染して爪が真っ白になっていたという例もあるという。感染を防ぐには、体力を落とさないよう疲れをためないことも重要だ。

水虫セルフケア7カ条

1. 家に帰ったら足を洗う
2. スリッパやマットを共用しない
3. 毎日、同じ靴を履かない
4. かかとを軽石でこすらない
5. ペディキュアを落として爪が白かったら皮膚科へ
6. 家族に水虫があれば治療を
7. 薬は決められた期間、のみ方、塗り方を守る

 水虫をもらわない、うつさないためのケアを心がけよう。「正しい治療とセルフケアを守れば、水虫は必ず治る」(仲院長)。

 次回は、顔の肌トラブルとケアを紹介します。
 こちらへどうぞ ⇒ 冬に起こりやすい顔の肌トラブルと正しいスキンケア

上出(かみで)良一
ひふのクリニック人形町 院長
上出(かみで)良一 1973年、東京慈恵会医科大学卒業。米国ニューヨーク大学メディカルセンター、東京慈恵会医科大学皮膚科教授などを経て、2014年から現職。専門はアトピー性皮膚炎、光線過敏症など。
仲 弥(なか わたる)
仲皮フ科クリニック院長
仲 弥(なか わたる) 1977年、慶應義塾大学医学部卒業。同大医学部皮膚科専任講師を経て、1996年から現職。埼玉医科大学皮膚科兼任講師も務める。専門は真菌症。95年度日本医真菌学会奨励賞受賞。

取材・文/佐田節子 写真/PIXTA グラフ/増田真一

日経ヘルス2018年1月号掲載記事を再構成

この記事は雑誌記事掲載時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります