多くの女性が抱える腹部のガスの悩みには、空気の飲み込みやストレス、冷え、食事などが関係しているが、おなかにため込むのは禁物。今回は、簡単にできるセルフケア、薬による治療など、すぐに役立つ「ガス抜き対策法」を紹介します。
前編「ゲップやおならが出そう! たまって苦しいガスの悩み」では、ガスがおなかにたまってしまう原因や、ガスをためない方法について紹介した。今回は、ガスを抜く方法を見ていこう。
たまったガスをヨガで出す
ガス出しの我慢は禁物だ。うまく出せない場合は、ヨガも効果的。
ヨガ指導者の柳瀬けい子さんが、「ガス出しヨガ」として教えてくれたのが、下の2つのポーズ。「おなかをグーッと伸ばしたり、縮めたりすることで、腸が内側から動き出す。おなかが張って苦しいときはもちろん、毎日続けていると便通もよくなる」と柳瀬さん。お試しを。
【弓のポーズ】
1)うつぶせになって、手足を伸ばし、リラックス。あご、おへそ、恥骨、足先が一直線になる意識で。
2)両手で両足を外側から持つ。あごは床につけたままにして、鼻から息を吐く。
3)鼻から息を吸いながら、足を引き上げ、大きく反る。おなかで体を支える意識で。この状態で10呼吸キープ。
4)息を吐きながら元に戻り、顔を横に向けてゆったり呼吸を。おなかをグーッと伸ばして呼吸するので腸が十分刺激される。
【赤ちゃんのポーズ】
1)あおむけになり全身の力を抜いた後、両ひざを立てる。
2)大きく息を吸って、両手で右ひざを抱える。息を吐きながら顔と右ひざをできるだけ近づけ、おなかをグーッと縮める。
3)そのままの状態で、左脚を静かに伸ばす。10呼吸キープしたら、静かに手足をほどく。おなかの力を抜き、元の姿勢でリラックス。このポーズでは、おなかを思い切り縮めて腸を刺激する。
4)反対側の脚も同様に。両ひざを抱えて、おなかを縮めるポーズを加えてもいい。