食べ過ぎる自分が嫌だと感じた時の初期解決法

1. 食べ方を変えて幸せを感じる
「ゆっくり食べる」
「本当に食べたいと思うものを選んで食べる」
「味わって食べる」

 ストレスと闘い、脳が疲労した結果、食欲が増している。だからこそ、いつもより丁寧に食べよう。しっかり選び、味わって食べる。「パソコンを見ながら嫌な上司のことを思い出しつつムシャムシャ食べるような食べ方では満足度は低い」(下園さん)。食べるものに意識を向け、とことん味わって幸せを感じよう。


2. 最近どうして食べ過ぎるのかをよーく考える
「新しい上司?」
「彼との関係?」
「友達の不用意な発言?」

 「背景にあるストレスをコントロールしないかぎり、過剰な食欲は元には戻らない」(下園さん)。最近、食べ過ぎてしまうという自覚があるなら、どうして食べ過ぎるのか、イライラや不安の原因を考えてみよう。苦手な人と距離を置いたり、休息する時間を増やしてみる、誰かに相談することも、ストレスコントロールに有効だ。

 次回は、摂食障害の解決法を紹介します。
 こちらへどうぞ ⇒ 「食べてもおいしく感じない」摂食障害の正しい解決法

牧野真理子
医師、牧野クリニック診療部長
牧野真理子 北里大学医学部卒業。オーストラリア・メルボルン大学医学部大学院修了。医学博士。心身医療内科専門医、日本心療内科学会登録医、優秀専門臨床医。摂食障害の治療にも積極的に取り組む。
下園壮太
メンタルレスキュー協会理事長
下園壮太 1982年、防衛大学校を卒業後、陸上自衛隊入隊。心理幹部として多くの隊員のカウンセリングを手がけ、2015年に退官。現在、講演や研修会、カウンセリングやコーチングなどを行う。http://www.yayoinokokoro.net/

取材・文/柳本 操 写真/PIXTA 構成/太田留奈(日経BP経済メディア編成部)

日経ヘルス2016年10月号掲載記事を再構成

この記事は雑誌記事掲載時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります