今すぐできる日常生活の7つのケア
運動のみならず、日常生活でできる対策はいくつもある。今すぐ取り入れよう。
1. 頭を使いながらウオーキング
100から7を連続して引いていく、数字や言葉を後ろから言ってみる……など、頭を使いながら少し汗ばむ程度の早歩きを。
2. 青魚・緑黄色野菜を積極的に食べる
サバ、サンマなどの青魚には神経伝達物質を活性化させるDHAや脳血流を良くするEPAが豊富。抗酸化力の強い緑黄色野菜も毎日とろう。
3. 30分以内の昼寝、6時間以上の睡眠
1日30分の昼寝をしている人は認知症リスクが5分の1に低下するという報告も。昼休みや電車内でのうたた寝も脳にいい。
4. 人と直接会話する
ワーキングメモリを存分に使う代表がコミュニケーション。メールやチャットではなく、人と直接会って話すことが大事。
5. 悩みなどを書き出し、優先順位をつける
やるべきことや悩み事などを紙に書いて、まずは可視化。それに優先順位をつけて、順位の高いものから取りかかる。頭の整理ができる。
6. 脳トレをする
将棋、麻雀、トランプ、パズル、楽器、語学、そろばんなどもいい。その日に買った物の値段や2日前の出来事を思い出して書くのもいい。
7. 生活習慣病を予防する治療する
高血圧や糖尿病などの予防には、運動や食事がとても大切。上記のような運動や食事、生活を心がけていれば、体も脳も元気でいられる。
牧野クリニック心療内科(東京都中野区)医師
東京医科歯科大学特任教授
公立諏訪東京理科大学・医療介護健康工学部門長
取材・文/佐田節子 構成/黒住紗織