5.うつタイプ
⇒冬季うつも多い。日に当たる時間を長く
眠りが浅く、熟睡できない背景に、うつ病が隠れていることも珍しくない。男女ともに、うつ病発症のピークは40〜50代。特に更年期以降の女性に多い。下のようなサインに心当たりがあれば、無理をせず、専門家に相談を。
また、季節性のうつもある。冬になると朝起きるのがつらい、眠気が強い、無性に甘いものが食べたくなる、疲れやすい、何事もおっくう……などの症状があれば、「冬季うつ」の可能性が高い。「日が短くなることが、一番の原因。春に向けて日が長くなっていくと、少しずつ調子も上向きになる。外に出て積極的に日光に当たることも重要」と内山教授はアドバイスする。
■ 食欲が出ない
■ 気分が晴れない
■ 集中できない
■ 仕事の効率が落ちた
日本大学医学部 精神医学系 教授
国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 睡眠・覚醒障害研究部 部長
東京医科歯科大学歯学部附属病院 快眠歯科(いびき・無呼吸)外来 講師、診療科長
取材・文/佐田節子