雑誌『日経ヘルス』から、簡単に作れて野菜をおいしく食べられる料理レシピをご紹介。今回は食物繊維でお腹スッキリ、脂肪燃焼を促進させる成分ももつ「昆布」を使ったレシピを料理研究家の成沢正胡さんに聞きました。

腸内環境を良くする水溶性食物繊維に注目

だしで料理がおいしくなり、丸ごと食べれば食物繊維もとれる。お通じにもダイエットにもいい!
だしで料理がおいしくなり、丸ごと食べれば食物繊維もとれる。お通じにもダイエットにもいい!

 昆布は5g当たり約7kcalとカロリーが低い一方で、水溶性と不溶性の食物繊維が1.3(ガゴメ昆布)~1.7g(日高昆布)と豊富。アルギンやフコイダンなどの水溶性食物繊維は腸内の善玉菌の働きを活発にし、不溶性食物繊維は便のかさを増してお腹をスッキリさせる。

 成沢さんに教えてもらった昆布のレシピは4種類。惣菜からメイン料理、ご飯ものまで昆布をたっぷり堪能しよう。

・とろろ昆布入り卵焼き
・昆布〆風カルパッチョ
・具だくさん肉団子鍋
・昆布入りレンコンじゃこご飯

とろろ昆布入り卵焼き

 昆布でうまみ成分のグルタミン酸をプラスするから、だしなしでもおいしい。さらに大さじ2の水を加えて作るとだし巻き風に。おぼろ昆布でもいい。

[1人分]140kcal・塩分0.9g[調理時間]5分

【材料(2人分)】
とろろ昆布……5g
醤油……少々
サラダ油……適量
大根おろし……適量

【作り方】
1. 卵を溶きほぐし、とろろ昆布をほぐし入れてよく混ぜる。醤油で味を調える。
2. 卵焼き器にサラダ油を入れて温め、1を半量流し入れてかき混ぜる。手前から巻き、さらに残りを入れて巻いて成形する。
3. ラップなどに包み形を整え、切る。大根おろしを添える。