雑誌『日経ヘルス』から、野菜をおいしく食べられる料理レシピをご紹介。今回は免疫細胞を活性化させる「ネギ」を使ったレシピを料理研究家の成沢正胡さんに聞きました。
免疫力を挙げるネギ粘液
中国の北西部が原産。関東地方では白い部分の多い根深ネギが、関西から西は緑色の部分の多い細身の葉ネギの栽培が盛ん。主な産地は茨城県や埼玉県、千葉県など。厳冬期は特に甘みや辛みが増す。ちなみにワケギは、タマネギとの交配種。
ネギの緑色の部分に多い粘液が免疫細胞を活性化させることが分かっている。汁ごと食べてたっぷり補給しよう。辛み成分で冷えの改善にもつながる。
成沢さんに教えてもらったネギのレシピは4種類。揚げ物やスープ、うどんなどで、ネギをたっぷり堪能しよう。
・長ネギの焼き春巻き
・長ネギと豚肉のこっくりスープ
・長ネギとカジキのマーマレード炒め
・ネギカルボナーラうどん
長ネギの焼き春巻き
ネギのおいしさをシンプルに味わうレシピ。中が生に近いため辛み成分が残り、温め効果も期待できる。「溶けるチーズやキノコを加えるとコクが増します」(成沢さん)。
[1人分]82kcal・塩分1.7g[調理時間]10分
【材料(2人分)】
長ネギ……1本(120g)
春巻きの皮……3枚
酢……大さじ1
醤油……大さじ1
練りカラシ……適量
【作り方】
1. 長ネギは、繊維を断ち切るように青い部分も斜め薄切りにする。春巻きの皮は半分に切る。
2. 春巻きの皮に1の長ネギをのせ(1個分20g)、空気が入らないように巻いて、水(分量外)を塗って閉じる(写真)。
3. オーブントースターにアルミホイルをのせ、2の春巻きを5~6分、途中で裏返してこんがりと焼く。酢と醤油を混ぜたものと、練りカラシを添える。