「ここなら安心」と思えるシェルターを確保しよう

 新しい環境に身を置き、毎日気持ちが落ち着かない、不安で仕方がない。でも、なんでも気にせず話ができるような人間関係をすぐに築くのも難しい。そんなときは、まず、安心できる場所作りからトライしてみませんか。あなたにとって安心できる場所はどこでしょうか。山や海など自然の中にいると落ち着く人がいるかもしれないし、図書館や漫画喫茶でもいい。朝、出勤前に10分だけ、お気に入りのカフェでおいしいコーヒーを味わうのもいいでしょう。

 そこを「いざとなったら、ここがあるから大丈夫。私が私でいられる、安心できる場所」と意識的に自分に言い聞かせることが大切です。あなたにとってのシェルターが確保できれば、ありのままの自分を受け入れる心の余裕が生まれます。すると、不安感にいつまでも引きずられることなく、職場でも落ち着いて振る舞うことができるようになってきます。また、思い切って挑戦してみよう、というエネルギーもわいてくるのです。

今回のアドバイス
新しい環境で不安になったら、まずは「安心できる場所」作りを。安心できれば不安は小さくなる
新たな環境に身を置くと、不安になったり、うまく振る舞えない自分に自信をなくしてしまいがちに。そんなときは自分が「ここなら安心できる。ここがあるから大丈夫」と思うことができる場所作りをしてみよう。自然の中や図書館、公園のベンチなど、どこでもOK。朝、いつもより早めに家を出て、お気に入りのカフェでコーヒーを飲んでのんびりするのもいい。
羽鳥裕明
心理カウンセラー僧侶
羽鳥裕明 1968年生まれ。心理カウンセラー。真言宗智山派 僧侶。大学卒業後、9年間企業でエンジニアとして働いた後、31歳で得度し僧侶となる。悩みを抱える人の身近な存在でありたいという思いから、悩み相談の「駆け込み寺」を開設し、悩みごと相談を行う。著書に『悩みが消えるお坊さんの言葉』(サンマーク出版)
http://hatorihiroaki.com/

取材・文/柳本 操 写真/PIXTA

日経ヘルス2016年5月号掲載記事を再構成

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