長時間のデスクワークで、首や肩はガチガチ、脚はパンパン。背中は丸まり、下腹ぽっこり&下半身太りも気になるけれど、仕事や生活習慣は簡単に変えられない……。そんなお悩み読者に朗報! 在宅ワークで座ったままできる簡単「椅子ストレッチ」を取り入れて、お悩みを解消しましょう。

・首こり・肩こり「座り不調」を解決 椅子ストレッチ ←今回はココ
猫背・下腹ポコリ・太もも…座ったままの椅子ストレッチ

  読者の1日の平均座り時間はなんと8時間! 実に、1日の3分の1を「座って過ごしている」ことになる。

 そんな座り時間の長さや、座り姿勢の悪さによって起きていると思う不調について尋ねたところ、「首こり」がトップで、ほかにも痛みや体形の崩れ、むくみなど、主に8つの「座り不調」が挙がった。

読者が感じる座り不調ランキング

<8大座り不調>1位・首こり、2位・肩こり、3位・猫背、4位・腰痛、5位・下腹が出る、6位・骨盤のゆがみ、7位・むくみ、8位・太ももが太い

<調査概要>2017年11月2日~12日の11日間、『日経ヘルス』『日経ウーマンオンライン』の女性読者を対象に、ウェブで調査。回答した314人について集計した。平均年齢40.5歳、会社員が72.3%。それぞれの不調の割合は「座り時間の長さが原因だと思うもの」と「座り姿勢が原因だと思うもの」の回答数の合計を回答者数で割ったもの。

 トレーナーの佐藤健一さんは、「座り時間が長いと、姿勢を維持する筋肉が衰える。さらに、肩甲骨まわりの筋肉や腹筋群は加齢によって衰えるため、より影響が大きい」という。だから、猫背になって凝りがひどくなったり、下腹ぽっこりにつながるわけだ。本来、脚の筋肉のポンプ作用で血液が心臓に戻されるが、座っていると脚を動かさないため、ふくらはぎや太ももは、むくんでしまう。

 とはいえ、デスクワークが長い生活そのものを変えるのは難しい。そこで佐藤さんが推奨するのが、オフィスでも目立たずに、座ったままでもできる簡単ストレッチだ。8大座り不調が、3タイプのストレッチで改善できる。ポイントは、3秒を目安にゆっくりストレッチし、筋肉の心地いい伸びを感じること。いますぐオフィスでの習慣に!