ウエストシェイプ、ヒップアップ、むくみ予防など、うれしい効果が一度に得られるスクワット。体の土台となる下半身を整えることで、体幹も安定し、疲れにくくやせやすい体がつくられる。まずは1日1分、歯磨きをするように続けてみよう。

・1日1分の体幹スクワット 継続で安定したやせ体質に ←今回はココ
みっちり1分で鍛える 椅子スクワット&片脚スクワット

 体幹とは、読んで字のごとく体の幹。なのに、下半身を使うスクワット?と疑問に思うかもしれないが、実は腹横筋(ふくおうきん)や腸腰筋(ちょうようきん)など、体幹の筋肉にしっかり刺激を入れられる。しかも、スクワットで、お尻の臀筋(でんきん)群や前太ももの大腿四頭筋(だいたいしとうきん)、内ももの内転筋群といった下半身にある大きな筋肉も鍛えられる。

 「体が1本の木だとすると、脚は根の部分。いくら幹が丈夫でも、土台となる部分が安定していなければ全体を支えることができない」と、パーソナルトレーナーの竹下雄真さん。鍛えられた下半身が体幹の土台となると同時に、「筋肉量の増加で基礎代謝が上がり、効率よくエネルギーを消費できる」(竹下さん)。つまりやせ体質になるのだ。

 これらのメリットを得るのに大切なのは、毎日続けること。自分のレベルに合わせて、1日1分は必ず行おう。スクワットは天候や場所に左右されず、立つスペースさえあればどこでもできる。この「1分スクワット」を習慣化して、燃えやすい体をつくろう。

1日1分のスクワットが体幹に効く理由

1. 腹圧がかかり、腹横筋が鍛えられる
スクワットは下半身を鍛えるイメージが強いが、実はお腹も鍛えられている。体を正しい姿勢でキープすることで腹圧がかかり、腹横筋に刺激が入る。

2. 上下に動くことで腸腰筋が鍛えられる
股関節を90度よりも深く曲げることで、インナーマッスルである腸腰筋に刺激が入る。もも裏が床と平行になるまで腰を落とそう。