「骨盤ゆがみタイプ」と「肩甲骨ゆがみタイプ」

 壁にかかとをつけ、足は腰幅に開く。チェックするのは、腰と肩。壁と腰の間のすき間に手のひらが1枚より広く入る人は「骨盤ゆがみタイプ」。壁に肩がつかない人は「肩甲骨ゆがみタイプ」。両方を併せ持つ人もいる。

【骨盤ゆがみタイプ】
腰の筋肉が硬く、腹筋が弱くてお腹ぽっこり

反り腰のため、腰に負担がかかり、腰痛になりやすい。腰に力を入れるため腹筋を使わずお腹ぽっこり。太ももの前側でバランスをとるため、太ももが張っている。

【肩甲骨ゆがみタイプ】
肩甲骨の間が硬く、猫背になる

肩甲骨周辺の筋肉は伸びて動きが悪く、胸の筋肉は縮んでいるため、猫背姿勢に。肩こりになりやすい。お腹もぽっこり。

 次回は、骨盤にゆがみのある人向けの体幹ストレッチを紹介します。
 こちらへどうぞ ⇒ ポッコリ腹部と反り腰、骨盤ゆがみ対策 体幹ストレッチ

広瀬統一
早稲田大学スポーツ科学学術院 教授
広瀬統一 専門はアスレチックトレーニング、トレーニング科学。サッカー女子日本代表、ジェフユナイテッド市原・千葉ユースアカデミーでコーチを歴任する。著書に『大人女子の体幹ストレッチ』(学研プラス)ほか。

取材・文/茅島奈緒深 写真/鈴木 宏 モデル/中井さくら 構成/羽田 光(日経DUAL編集部)