体幹の大黒柱である背骨は、加齢や運動不足でゆがんで硬くなり、肩こりや腰痛、疲れやすさなどにつながります。ヨガとピラティスの要素を取り入れた「整体ヨガ」で軽やか、しなやかな体になりましょう。

・整体ヨガで疲れない体に(1) 固まった筋肉をゆるめる ←今回はココ
・整体ヨガで疲れない体に(2) 縮んだ筋肉を伸ばす
・整体ヨガで疲れない体に(3) 体のクセを正す

 体幹を背中で支える背骨は本来、波打つようにしなやかに動くもの。だが、「長時間、前かがみの姿勢を続けたりすると、肩や背中、腰まわりの筋肉が凝り固まって背骨がゆがみ、体幹の動きが悪くなる」とパーソナルトレーナーのKAORUさん。

 ゆがみなくしなやかに動く体幹を取り戻すためにKAORUさんが考案したのが、ヨガのポーズにピラティスの要素を加えた「整体ヨガ」。まず、体を「鎧(よろい)」のように固めているアウターマッスル(表層の筋肉)を「ゆるめる」。次に硬く縮んだ筋肉を「伸ばす」ことで体幹を動きやすくし、背骨まわりのゆがみを取る。ゆがみを取っただけではすぐ元に戻ってしまうので、弱かったりサボったりしている筋肉を強化して「クセを正す」ことで骨格や体幹のバランスを整える。この3ステップを毎日1セット行うといい。

 「凝りや疲れが取れて体が軽くなるのはもちろん、続けるうちに背骨が本来のしなやかな動きを取り戻し、体幹が安定する。お腹やお尻も引き締まり、骨格が整うことで血流や代謝も良くなるので、肌もきれいになる」(KAORUさん)。

KAORU式 疲れにくい体になる3ステップ

ステップ1. 固まった筋肉を「ゆるめる」→動きやすくなる
運動不足や加齢で体幹力が衰えると、体を支えるために、腰や首・肩まわりを覆う筋肉を固めてしまいがち。そうして固くなった筋肉をゆるめることで、背骨、股関節や肩甲骨が動きやすくなる。

ステップ2. 縮んだ筋肉を「伸ばす」→呼吸が深くなり、疲れにくくなる
お尻や太もも、肩甲骨まわりなどの硬く縮んだ筋肉をヨガのポーズで伸ばし、可動域を広げる。胸が開いて呼吸が深くできるようになり、血流も良くなるため、疲れにくくなる。

ステップ3. ゆがみの原因となる「クセを正す」→肩こり、腰痛が出にくくなる
ピラティスの要素を取り入れたポーズで体の動かし方のクセを改善。背骨や骨盤が本来の位置に戻り、筋肉が正しく使えるようになることで体幹が安定。凝りや痛みも出にくくなる。

 今回の記事では、ステップ1の固まった筋肉をゆるめる動きを紹介する。次回でステップ2、次々回でステップ3を紹介する。