骨盤や肩まわりをゆるめて背骨を動きやすく

 体幹のしなやかな動きを制限する大きな要因は、体の表層にあるアウターマッスルの過緊張。「ガチガチのままだと、体幹を鎧のように固めて動きを妨げてしまう。表層の筋肉を最初にゆるめて」とKAORUさん。

 下は、緊張で硬くなった表層筋を体を振ってゆるめるメソッド。「細かく早く振るほど、体幹の表層の筋肉が脱力できて、深層のインナーマッスルが働きやすくなる」(KAORUさん)。

【1】骨盤ゆるめ
両足を肩幅に開いて立ち、下半身を左右に振るように小刻みに揺らす。両ひざを交互に曲げてリズミカルに動かそう。

【2】肩&首ゆるめ
両肩を上げ下げする。肩を上げるタイミングで上を見て首をすくめると、首や肩まわりのこわばりがゆるみやすい。

【3】肩甲骨ゆるめ
腕を脱力したまま、肩を前後に振る。背骨を中心軸として、肩甲骨を片側ずつ前に回すようにする。

■最初に行うと効果UP! 足裏ほぐし
 体を支える足裏が硬くなり、足裏のアーチが働きにくくなると、重心が下がり、背中や腰、肩などに力が入りやすくなる。最初にほぐしておくと、骨盤が本来の位置に戻って整体ヨガの効果が得やすくなる。
 テニスボールに足裏をのせ、指先とかかとの間を前後に転がす。小指から親指まで順にコロコロ行おう。もう一方の足も同様に。

 次回は、縮んだ筋肉を伸ばす整体ヨガを紹介します。
 こちらへどうぞ ⇒ 整体ヨガで疲れない体に(2) 縮んだ筋肉を伸ばす

KAORU
STUDIO Apro主宰、パーソナルトレーナー
KAORU フィットネス指導歴37年。ヨガやピラティス、加圧などを組み合わせた独自のメソッドを追求し、女優や美容のプロなどから信頼を集める。著書に『女優やモデルのおうち習慣 テニスボールダイエット』(幻冬舎)などがある。

取材・文/やまきひろみ 写真/鈴木 宏 モデル/中井さくら

日経ヘルス2017年11月号掲載記事を再構成

この記事は雑誌記事掲載時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります