骨盤や肩まわりをゆるめて背骨を動きやすく
体幹のしなやかな動きを制限する大きな要因は、体の表層にあるアウターマッスルの過緊張。「ガチガチのままだと、体幹を鎧のように固めて動きを妨げてしまう。表層の筋肉を最初にゆるめて」とKAORUさん。
下は、緊張で硬くなった表層筋を体を振ってゆるめるメソッド。「細かく早く振るほど、体幹の表層の筋肉が脱力できて、深層のインナーマッスルが働きやすくなる」(KAORUさん)。
【1】骨盤ゆるめ
両足を肩幅に開いて立ち、下半身を左右に振るように小刻みに揺らす。両ひざを交互に曲げてリズミカルに動かそう。
【2】肩&首ゆるめ
両肩を上げ下げする。肩を上げるタイミングで上を見て首をすくめると、首や肩まわりのこわばりがゆるみやすい。
【3】肩甲骨ゆるめ
腕を脱力したまま、肩を前後に振る。背骨を中心軸として、肩甲骨を片側ずつ前に回すようにする。
次回は、縮んだ筋肉を伸ばす整体ヨガを紹介します。
こちらへどうぞ ⇒ 整体ヨガで疲れない体に(2) 縮んだ筋肉を伸ばす
STUDIO Apro主宰、パーソナルトレーナー
取材・文/やまきひろみ 写真/鈴木 宏 モデル/中井さくら