前回紹介した基本のストレッチができたら、応用のストレッチもプラス。寝たままひざを左右に倒し、お腹から腰にかけて軽くひねりながら、ゆるゆる脱力していくストレッチ。硬いお腹と腰をほぐし、くびれやすい体を作りましょう!

デスクワーカー必読 お腹が凹む「ひねりエクササイズ」
・寝た姿勢で実行できる「ひねりエクササイズ」応用コンボ ←今回はココ

寝そべった体勢でOK! 4つのストレッチ

 応用のストレッチは4種類。いずれも寝そべった状態でひざを左右に倒す動きとなる。ポイントは、ひざを倒したときに、しっかり脱力することだ。

1.小またでひねるだけストレッチ
2.大またでひねるだけストレッチ
3.クロスでひねるだけストレッチ
4.うつぶせでひねるだけストレッチ

 「ひざを倒した反動でかすかに揺れる、という脱力を最初は難しく感じるかもしれないが、慣れてくると足先から頭まで連動して揺れるように。揺れが収まり脱力しきってから反対側に倒して」とパーソナルトレーナーの本間洋平さん。

 特に、足を大きく開いて倒す「大またでひねるだけストレッチ」は、「お腹だけでなく、骨盤まわり、股関節や腰をほぐす効果が高い。お尻を引き締めたい人や、下半身のむくみが気になる人にお薦め」(本間さん)。

 注意したいのは「痛みを感じる場合はやらない」こと。「ストレッチのときに痛みを感じると、損傷から体を守ろうとする伸張反射が起こる。このようなときにさらに無理をすると筋膜などを傷める危険があるので、痛みを感じない範囲で行いたい」と渋谷DSクリニックの林博之院長。

 簡単な動きだが、繰り返すと汗が出てくる。「運動前に行うと代謝が上がりやすくなり、運動効果も高まる」(本間さん)。回数は、気持ちいい程度に繰り返そう。