座り時間が長く、カラダがガチガチ。そして、ダイエットをがんばっているのに結果が出ない……そんな人にイチオシなのが、ダイエットクリニックでも指導している、お腹や腰まわりのストレッチ。ガチガチに固まり、むくみやすいお腹と腰まわりを狙って「ひねる」だけで、下腹がすっきり凹み、血流も代謝もアップしますよ。

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寝た姿勢で実行できる「ひねりエクササイズ」応用コンボ

やせにくい人はストレッチから始めよう

 ダイエットをがんばっているのになかなかやせない、サイズダウンしない—このような「結果が出にくい人」は、体がガチガチに固まっていることが原因かも。実際に、ダイエット指導を専門とする渋谷DSクリニックの林博之院長は、「普段運動不足で、結果が出にくい人には、まずはじめにストレッチを薦めている」と話す。

 どうして体が硬いとやせにくくなるのか。林院長は、「筋肉が硬くなると、食べ物からとったエネルギーを体内で燃やす量(代謝量)が落ちてしまう」と説明する。特に要注意なのが、長時間のデスクワークなど、動かない生活をしている女性。「じっとしている時間が長いほど、筋肉そのものが硬くなる。すると、血流も滞り、代謝が落ちる。また、硬くなった筋肉のまわりには脂肪がつきやすくなる」と林院長。そこで効果的なのが、ストレッチというわけだ。

■やせにくい人は腹・腰まわりが硬くなっているから、ひねればほぐれ、やせやすくなる!
■やせにくい人は腹・腰まわりが硬くなっているから、ひねればほぐれ、やせやすくなる!
デスクワークで硬くなりがちなのがお腹や腰まわり。「股関節の動きも悪くなりやすく、むくみや老廃物の滞りも起こりやすい」(本間さん)。「腰やお腹まわりをひねるストレッチでほぐすと、血流や代謝アップも期待できる」(林院長)。結果、サイズダウンにつながりやすい。

 「ストレッチはダイエットを成功させるための体作りのベースになる。筋肉が柔らかくなれば血流が良くなり、代謝もアップし、自然とやせやすい体になる。心地よいので習慣づけやすいのもメリット。体がほぐれれば動きたくなるので、運動量も自然と増える」(林院長)

 では、ストレッチすべき場所はどこか。パーソナルトレーナーの本間洋平さんは、「デスクワークによって圧迫を受けやすいお腹、股関節、腰まわりをほぐすといい」という。

 「このあたりは、筋肉が硬くなりやすく、むくみが生じやすい。軽くひねるだけのストレッチを行えば、筋肉が柔らかくなり、循環も高まって、サイズダウンしやすい」(本間さん)。気になるお腹もすっきりする。

 まずは「基本のストレッチ」から始めよう。寝た姿勢で体をひねるストレッチなので、朝や夜に取り組むのがお薦めだ。