やみくも鍛えるだけじゃダメ!
ただやみくもにトレーニングしても、お腹は割れない。まず行うべきは、「ほぐし」と「呼吸法」のマスターだ。これがStep1とStep2。次回の記事で紹介していく。エクササイズで鍛えるのはその後のStep3だ。
山崎さん監修の「1日10分、3週間プログラム」
Step1・背中をストレッチでほぐす
Step2・腹筋を呼吸で内側から刺激する
Step3・腹筋をエクササイズで鍛え、4つの筋肉別にアプローチ
男性の憧れ「シックスパック」は、カッコいいけど女性向きではない。女性の理想は、ヨコではなくタテに3本の線がスッと入った、バキバキでもガリガリでもないお腹。ぐっと入ったくびれやペタンコな下腹もポイントだ。
教えて、山崎さん! タテ線への近道Q&A
Q. 毎日腹筋しているのにタテ線が入りません!
「背中が硬いのかも。それでは腹筋がしっかり伸び縮みしないため、筋肉もつきません。まずは背中のほぐしを重点的に行ってください。正しい呼吸法も大切です」
Q. 冷え性ではダメですか?
「冷えは大敵です!血流が悪いと、筋トレの効果が出るのに時間がかかる可能性があります。毎日湯船に浸かり、1日中シルクや遠赤外線効果のある腹巻きでお腹を温めて」
Q. 食事で気をつけることは?
「食事制限をする必要はありません。ただし、筋肉をつけるためにたんぱく質を多めにとり、必要に応じてプロテインを追加して。私は女性には植物性プロテインをお薦めしています」
Q. 便秘がちなのですが……。
「せっかくたんぱく質をとっても、腸内環境が悪いと、きちんと吸収できないことも。まずは食物繊維や発酵食品などで便秘改善に努め、吸収力の高い腸を目指しましょう」
次回は、3週間プログラムの「Step1・ストレッチ」と「Step2・呼吸」を紹介します。
加圧、FTPピラティスインストラクター
取材・文/いなもあきこ 写真/村田わかな