体幹が若返ることで、女性に多い便秘やお腹のたるみ、下半身のむくみがまとめて解消できます。そのためにも、まずは老けグセのついた体幹をリセットすることから。基本の体幹ストレッチと合わせて行いたい、4つの体幹ストレッチをご紹介します。

基本の体幹ストレッチの記事・朝から代謝が上がる 3分ゴロゴロ体幹ストレッチ

4つの体幹ストレッチで「老け体幹」を卒業しよう

 前回紹介した「基本の体幹ストレッチ」だけでも固まっていた背中や腰が柔軟になり、朝から気持ちよく動けるようになったはず。さらに、猫背や反り腰、ずん胴体形など、老けグセのついた体幹をリセットするには、次から紹介する4つのストレッチを続けて行うのが効果的だ。

 「体幹クロスストレッチ」では、お腹と背中をしっかり伸ばして縮めるのを繰り返すと、全身の血行が一気に上がり体も頭もスッキリ。代謝スイッチがオンになる。

 続く「体幹前ストレッチ」と「体幹裏ストレッチ」は、姿勢を改善。「骨盤につながる太ももの筋肉がアンバランスに硬くなると、骨盤が引っ張られて体幹がゆがむ。猫背の人は裏もも、反り腰の人は前ももが硬くなっているのでしっかり伸ばして」と早稲田大学スポーツ科学学術院教授の広瀬統一さん。

 「体幹脇ストレッチ」では、肋骨の間や背中、脇腹の筋肉がほぐれて「呼吸が深くなる。また、ウエストも細くなる」(広瀬さん)。

 体幹ストレッチの効果を最大限に引き出すには、「伸ばす筋肉の端から端までを意識して、両端を遠ざけるように心がけること。腕や脚を伸ばすときは、手先とつま先の小さな筋肉まで十分に伸ばすようにすると、お腹と背中の筋肉がさらに伸びる」(広瀬さん)。