ダイエット本で人気の本島彩帆里さんは、徹底的に体を温めて、体質を改善し、20kgの減量に成功したという。そんな本島さんに、やせやすい体になるお風呂術を教わった。

入浴前のストレッチで温め効果が上がる やせるお風呂術 ←今回はココ
上半身の凝りをスプーンでマッサージ やせるお風呂術
むくみ脚や足指のツボをマッサージ やせるお風呂術

 ダイエット美容家の本島彩帆里さんは、今より20kg太っていたとき、冬はしもやけに悩むほどひどい冷え性だったという。そこで、多種多様な健康法を試すうちにたどり着いたのが「お風呂」。

 「体を温める日々の習慣を見直し、お風呂では全身浴をするように。全身の血流が良くなり、冷えもなくなり、太りにくくなりました。しもやけも解消。平均35.4℃だった体温は、今では36.8℃に」(本島さん)。

本島さんは平熱が1℃上がって20kgやせた
本島さんは平熱が1℃上がって20kgやせた

 こうした入浴の効果を、国際医療福祉大学大学院の前田眞治教授は「体の表面の血流が悪いと体は冷える。入浴で体の表面を温めれば、冷えで収縮した表面の血管が広がり、全身の血流も良くなる」と話す。もちろん、冷えやむくみ、凝りの解消などにも効果が期待できる。

 また、日々繰り返し入浴することで血管が広がりやすくなり、体温も上がるという。さらに、「入浴などで体温が上がった状態を繰り返していると、体の消費エネルギーである『エネルギー代謝』は高まる。41℃のお湯に胸まで10〜15分浸かると、+1℃を実現できる。半身浴では20〜30分かかるので、全身浴のほうが効率がいい。2週間から1カ月で変化が期待できる」(前田教授)。

 つまり、入浴して温め続けると、やせやすい体質に近づけるわけだ。本島さんが考えた、入浴前、入浴中、入浴後の効果的な工夫を紹介する。