トイレでもできる「腸さすりマッサージ」

 お風呂でなくても行える、ストレス腸向けの対策が「腸さすりマッサージ」。ストレスでお腹が張っていると感じたときは、「お腹を横切っている『横行結腸』が詰まっていることが多い。仕事で忙しい、寝不足、疲労がたまっているときにも、横行結腸の動きが悪くなる」と齊藤さん。

 「横行結腸は、背中からさすると刺激が伝わりやすいと実感している。背中からスタートして腹部までを、温かくなるまでさすってほしい」(齊藤さん)。

 背中、脇腹、お腹全体をさすることで硬くこわばった腸をほぐし、目覚めさせる。湯船で温まりながらはもちろん、トイレでもできる。さすっている部分が温かくなるまで、それぞれ1分程度を目安に行おう。

【1】両手を背中に回し手のひらで上下にさする

両手を背中に回して、手のひらで上下にシュッシュッとリズミカルにさする。ポカポカと温かくなるまで続けよう。

【2】お腹の側面をシュッシュッと斜めにさする

両手を背中側から側面に移動させ、肋骨の下縁から骨盤の上部あたりを斜めにシュッシュッとさする。

【3】お腹を斜めに下腹に向かってさする

両手を胸の下に置き、肋骨の上からへそ脇を通って下腹まで斜めにシュッシュッとさする。

【4】みぞおちから下腹まで上下にさする

みぞおちから下腹まで真っすぐシュッシュッとさする。ポカポカと温かくなるまで行う。

水上 健
久里浜医療センター内視鏡部長、慢性便秘症診療ガイドライン作成委員、慶應義塾大学病院便秘外来担当
水上 健 腸の形態異常による便秘に詳しい。麻酔を使わずに、内視鏡を挿入する技術「浸水法」を開発。「便秘にはマッサージもいいが、十分な睡眠、規則正しい生活と適度な運動を」。
齊藤早苗
看護師、コロンハイドロセラピスト
齊藤早苗 対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座コロンハイドロセンターでコロンハイドロセラピー(医療機関での腸内洗浄)を行う。「バスソルトを使うと、温め効果が持続して、さらに便秘解消効果がアップします」。

取材・文/羽田 光(日経DUAL編集部) イラスト/まゆみん

日経ヘルス2014年3月号掲載記事を再構成

この記事は雑誌記事掲載時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります