加齢とともに基礎代謝が下がるのは、筋肉が減少しているから。筋肉が脂肪に置き換わらないよう、スクワットで下半身の筋肉を鍛えて基礎代謝をぐんとアップすることでエネルギー代謝を上げることを前回お伝えしました。今回は、3つの動きを繰り返すだけのシンプルなボクササイズダイエット法をご紹介します。

腹やせボクササイズ エネルギー代謝UPで脂肪を燃やす
・ボクササイズの動き・3つポイント リズミカルに腹やせ ←今回はココ

 3つの動きをリズミカルに繰り返す「お腹やせボクササイズダイエット」。肩幅より広めに開いた足の位置は、一連の動きのなかでずっと変わらない。「腰を落とす際に足の小指側に体重がかかりやすいので、親指を意識しながら踏ん張ることがポイント。猫背にならないよう正しい姿勢で行えば、目的の筋肉に効かせられる」とパーソナルトレーナーの坂詰真二さん。

 スクワットは、反動をつけずにゆっくりと腰を落とすことで、お尻や太もも、ふくらはぎを鍛えられる。サイドベンドは、骨盤の高さをキープしたまま胴体と頭をセットにして真横へ倒し、わき腹が伸び縮みするのを感じて。パンチは、股関節を軸に背中のひねりを活かして繰り出すと、体幹と上半身全体の筋肉が使われ、活動代謝アップに。丁寧に行うと、3分間で汗びっしょりになる。

慣れたら腰を深く落としたり、パンチを倍速で行い、さらに代謝アップを狙うのもいい」と坂詰さん。

 お薦めのタイミングは、「帰宅した直後や入浴後など、体温が上昇しているとき。筋肉の脂肪を燃やす準備態勢ができているので、より筋トレと有酸素運動の効果を高められる。4週間続ければ、ボディラインが確実に変化する」(坂詰さん)。

 お腹やせボクササイズの動きは以下の3つ。次のページから、それぞれの動きを細かく見ていこう。

 ステップ1・ボクササイズスクワット
 ステップ2・くびれサイドベンド
 ステップ3・脂肪メラメラエアパンチ