ハチミツよりも抗菌・抗炎症作用がある

 「ふつうのハチミツにも抗菌作用はあるが、その働きは過酸化水素によるもの。マヌカハニーに特異的に含まれるMGOのほうが、より抗菌作用が期待できる。また、マヌカハニーには抗炎症作用も報告されている」(加藤教授)。さらに、ふつうのハチミツと比べてビタミンB群なども多く、ニュージーランドでは疲労対策にも使われる。

<ハチミツとの成分比較(100g当たり)>
<ハチミツとの成分比較(100g当たり)>
(データ:日本食品標準成分表2015年版(七訂)、生活の木「マヌカハニーUMF10+」、加藤教授らの数値)

マヌカハニーの3大効果は

 マヌカハニーは保湿効果が高いことから、スキンケアにも使える。また、切り傷ややけどのケアに用いられることもあるようだ。

マヌカハニーの3大効果は次のとおり。

※1歳未満に食べさせるのはNG! ほかのハチミツ同様、マヌカハニーも、1歳未満の乳幼児には与えないこと。

【1】カゼ予防に効く
 「MGOには、カゼやインフルエンザのウイルス増殖を抑える力があり、カゼ予防の効果が期待できる」(加藤教授)。また、のどの痛みを緩和する働きがあり、カゼの治りもサポートしてくれる。

(写真:『スーパーはちみつマヌカハニー使いこなしBOOK』より)
(写真:『スーパーはちみつマヌカハニー使いこなしBOOK』より)

 のどの痛みには、コップ1杯にティースプーン1杯弱のマヌカハニーを溶いた「マヌカハニーウォーター」を飲もう。

【2】むし歯・歯周病の予防口内炎ケア
 むし歯菌や歯周病菌などの増殖を抑える。「朝の歯磨き後にマヌカハニーウォーターで口をすすぐといい」(佐々木さん)。口内炎にはマヌカハニーを直接塗れば、治りが早くなる。

【3】保湿作用で乾燥肌対策に
 「マヌカハニーは保湿効果が高く、スキンケアにも使える」(佐々木さん)。顔や手の乾燥が気になるときは、ホホバオイルやアルガンオイルなど植物性オイルに加えて、パックすれば、しっとり潤う。唇の皮むけにはひと塗りでツルツルに。

 次回は、マヌカハニーのレシピを紹介します。
 こちらへどうぞ ⇒ マヌカハニーのカゼ予防レシピ 1日1回大さじ1杯

佐々木 薫
生活の木 カルチャー事業部 ゼネラルマネージャー
佐々木 薫 AEAJ認定アロマテラピー・プロフェッショナル。精油、ハーブの文化、歴史を探ることをライフワークとし、メディアを通じてその魅力を伝えている。監修書に『スーパーはちみつマヌカハニー使いこなしBOOK』(主婦の友社)など。
加藤陽二
兵庫県立大学 環境人間学部 教授、先端食科学研究センターセンター長
加藤陽二 活性酸素の体への影響や食品成分によるその抑制・予防に関する研究を行う。ニュージーランドのオタゴ大学に留学。帰国後、マヌカハニーから配糖体のレプトスペリンを発見。品質保証への応用および機能性に関する研究を進める。

取材・文/海老根祐子 写真/鈴木正美

日経ヘルス2018年1月号掲載記事を再構成

この記事は雑誌記事掲載時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります