ダニ・カビ対策でできる5大ポイント

 次の5つのポイントについて、入念にダニ・カビ対策をやってほしい。

家の中心になるリビング、衛生面が気になる台所や浴室などの水回りは重点的にそうじするものの、意外と見落としがちなのがダニやカビが潜みやすい上の5カ所(1.寝室、2.玄関、3.本棚、4.エアコン・加湿器、5.メイク道具)。まずはここからそうじをしよう
家の中心になるリビング、衛生面が気になる台所や浴室などの水回りは重点的にそうじするものの、意外と見落としがちなのがダニやカビが潜みやすい上の5カ所(1.寝室、2.玄関、3.本棚、4.エアコン・加湿器、5.メイク道具)。まずはここからそうじをしよう

1.寝室
⇒ 皮脂と湿気がたまりやすい

2.玄関
⇒ 靴底についてカビ・細菌が侵入

3.本棚
⇒ 積もったほこりはアレルゲンの温床

4.エアコン・加湿器
⇒ 室内にカビをまき散らす

5.メイク道具
⇒ 汚れが肌荒れの原因に

 「意外に思うかもしれないが、寝室や玄関は、こまめに換気を行う浴室や台所に比べて天候の影響を受けやすく、湿気や熱がこもって、ダニやカビの温床になりやすい」と川上部長はいう。

 冬は空気が乾燥するからと油断するのもダメ。「暖房で温められた室内の空気と外気との温度差で、窓辺や北側の部屋では結露が起こりやすい。冬の室内も湿気対策が必要」と家事研究家の高橋ゆきさんも指摘する。

 フケやアカ、ほこりの中の食べ物のカスなどもダニやカビの大好物。湿気とほこり、両方がたまる場所は特に念入りに。

ダニ・カビを寄せつけない3原則

●乾燥
●除去
●殺菌

 温暖で湿度が高い日本。ダニやカビの繁殖を防ぐには、ダニ・カビがすみにくい環境づくりと、アレルギーの原因物質(アレルゲン)をしっかり除去することが大事。ダニ・カビを寄せつけないよう、エタノールや塩素系洗剤での殺菌(※次回公開記事で紹介)も効果的!