オリーブオイルにある食材を加えるだけで、冷え解消、美白、認知症予防などのうれしい効果が生まれます。オリーブオイル活用術を全4回にわたってお届けしているこの企画、第4回は、「ローズマリーオイル」について紹介します。

第1回・オリーブオイルを味方に付けよう 健康効果3つと選び方
第2回・オリーブオイル+ニンニクで脳を活性化、認知症予防
第3回・オリーブオイル+ショウガで血流UPと冷え解消
第4回・「オリーブオイル+ローズマリーで美肌を目指す」←今回はココ

 ローズマリーは大量に食べづらい食材だが、オイルに漬け込めば有効成分を簡単に取り入れられる。「美白作用や肌の酵素活性を高めるカルノシン酸が溶け出し、体の中から美肌に働きかける」(長瀬産業商品開発課の北島智恵子さん・当時)という。

抗酸化力の高いカルノシン酸が美肌酵素を活性化

 ローズマリーは多様なポリフェノールを含むが、なかでもオイルに溶け出すのは、カルノシン酸を始めとする脂溶性成分。カルノシン酸は、美肌酵素とも呼ばれる抗酸化酵素SODの活性を高め、脂質代謝を改善して体内の脂肪蓄積を抑制するなどの働きが確認されている。

・メラニン生産を抑制しシミを防ぐ
・脂肪肝・脂肪蓄積抑制作用
・免疫力アップ

ハーブの中でも抗酸化力No.1
7種類のハーブの中で、どれが3大活性酸素「スーパーオキシド、ヒドロキシラジカル、一重項酸素」の働きを抑える力があるか、デザイナーフーズの協力で調べた。各ハーブのスコアは平均値を100としたときの相対値。ローズマリーは代謝、疲労、肌に関連する活性酸素に対し、バランスよく抗酸化力が高かった。