ローズマリーオイルは1日大さじ1〜2杯を2〜3週間続ける

 欧州では昔から、健康と美容に役立つとして薬品や化粧品に使われていたというローズマリー。科学的にもその効果は実証されており、長瀬産業の商品開発課北島智恵子さん(当時)は「ローズマリーに含まれるカルノシン酸という有効成分が美肌を作る酵素を活性化することが分かっている」と話す。

 美白やアンチエイジングの化粧品、サプリメントに配合されているカルノシン酸が溶け込んだオイルをとることによって、「体の中からも作用し、シミやシワなどができにくい肌になることが期待できる」(北島さん)。

 美肌効果を得るには、1日大さじ1〜2杯を目安に、2〜3週間継続しよう。「毎日とり続けることで、整肌効果がキープしやすくなる」(北島さん)。

ローズマリーオイルの作り方

【材料】
ローズマリー(生)…3〜4枝
オリーブオイル…250ml

1. ローズマリーを水で洗って半日乾かす
ローズマリーを水で洗い、枝の下2〜3cmを切る。ペーパータオルで水気をしっかりおさえ、半日常温に置いて乾燥させる。

半乾きのときに軽くもむと溶け出し効果アップ
ローズマリーの有効成分は葉に多い。「半乾きの状態で葉全体を軽くもんでおくと、オイルに漬けたとき、成分が溶け出しやすくなります」(北島さん)。

2. 瓶に1とオリーブオイルを入れ、枝が浸るまで注ぐ
熱湯で洗い、水気をしっかりふき取った保存瓶にローズマリーを入れ、枝全体が浸るまでオリーブオイルを注ぐ。冷蔵庫で2週間ほど寝かせて枝を取り出す。

手作りオイルの注意事項
・オイルを入れる前に容器は加熱殺菌する
・密封できる容器を使う
・食材の水気は切る

オイルは空気に触れると酸化するため、密封できる容器を用意しよう。また、オイルや食材を入れる前に必ず容器を湯通しするなどして雑菌を殺そう。食材の水気はできるだけ切ろう。

ローズマリーオイルの扱い方・使い方
・漬け込む間は冷蔵庫で保管する
・オイルは冷暗所で保管する
・1カ月で使い切る