ショウガオイルは1日大さじ1〜2杯を食事と一緒にとる

 ショウガの辛み成分をたっぷり含むショウガオイル。冷えや便秘を解消するだけではなく、代謝アップ効果やメタボ予防の効果も期待できる。

 作るときは、オリーブオイルに漬け込む前に、ショウガを加熱するのがポイントだ。「有効成分のショウガオールは、加熱すると生の状態の2〜3倍に増える。蒸すと約30倍に増えることも分かっている」と平柳さん。

 ショウガオイルをとる際は、漬け込んだショウガごと食べるのがお薦め。「冷えなどを改善したい場合は、1日大さじ1〜2杯を目安にとりたい。メタボ予防が目的なら、1日3食のタイミングに合わせて、小さじ1杯ずつとると効果的」(平柳さん)。

ショウガオイルの作り方

【材料】
ショウガ…100g
オリーブオイル…250ml

1. 千切りにしたショウガを電子レンジで1分加熱する
ショウガはよく洗い、繊維に沿って千切りにする。耐熱容器に入れて水を小さじ2かけて、ラップをし、500Wの電子レンジで1分加熱する。

蒸すと有効成分が約30倍に!
平柳さんらの調査によると、ショウガを蒸すとショウガオールの量は生に比べて約30倍に増えたという。蒸すのが難しい場合は、フライパンやオーブンで100℃以下で15〜30分加熱してもいい。電子レンジの場合は必ず千切りにしてから水をかけ、1分以上加熱しないこと。

2. 加熱したショウガを干して乾かす
加熱したショウガは、キッチンタオルの上に広げて、水気がなくなるまで乾かす。

3. 乾いたショウガをオリーブオイルに入れる
熱湯で洗い、水気をしっかりふき取った保存瓶にオリーブオイルを注ぎ、2のショウガを入れて1日置く。

手作りオイルの注意事項
・オイルを入れる前に容器は加熱殺菌する
・密封できる容器を使う
・食材の水気は切る


オイルは空気に触れると酸化するため、密封できる容器を用意しよう。また、オイルや食材を入れる前に必ず容器を湯通しするなどして雑菌を殺そう。食材の水気はできるだけ切ろう。

ショウガオイルの扱い方・使い方
・揚げ物には使わない
・日差しが当たらない場所で保管する
・オイルは1〜2週間で使い切る