ニンニクオイルは大さじ1〜2杯を加熱せずにとる

 ニンニクオイル、ショウガオイル、ローズマリーオイルのうち、最も取り扱いや食べ方にコツを要するのがニンニクオイル。まず使うニンニクは、無臭ニンニクではない品種を選ぼう。におい成分こそが大事だからだ。

 1日に大さじ1〜2杯を目標に、そのまま飲むか、料理にかけるかなどして摂取する。ただし、「アホエンは100℃まで加熱すると壊れてしまう」(篠浦医師)ので、できるだけ加熱しない状態でとるのがコツだ。

 また、「ニンニクオイルは胃腸を保護する作用もある」(篠浦医師)ので、「体の不調を感じ、改善したいときには、普段より多めに、大さじ3杯くらいを飲むのがお薦め」(篠浦医師)だという。

ニンニクオイルの作り方

【材料】
ニンニク…3〜4かけ
オリーブオイル…150ml

1. ニンニクをすりおろす
ニンニクをおろし金ですりおろす。おろし金がない場合は、包丁でできるだけ細かく刻む。

2. オイルを湯せんで50℃に温めて、1を入れる
オリーブオイルを耐熱容器に入れ、あふれない程度に水を張った鍋に入れる。鍋に入れて火にかけ、湯せんで温める。温度が50℃になったら、器を取り出し、1を入れる。
(50℃にするのは、50℃でアホエンが溶出すると分かっているため)

3. 3〜24時間放置した後、濾して容器に移す
ニンニクを漬け込む(3時間以上、24時間以内)。冷めたら濾し器でニンニクの残渣を取り除く。熱湯で洗い、水気をふき取った保存瓶に移す。

手作りオイルの注意事項
・オイルを入れる前に容器は加熱殺菌する
・密封できる容器を使う
・食材の水気は切る


オイルは空気に触れると酸化するため、密封できる容器を用意しよう。また、オイルや食材を入れる前に必ず容器を湯通しするなどして雑菌を殺そう。食材の水気はできるだけ切ろう。

ニンニクオイルの扱い方・使い方
・加熱しないで料理に取り入れる
・日差しが当たらない場所で保管する
・1カ月以内に使い切る