暮らしの中で大活躍! はっかの主な効能

・抗菌・抗ウイルス作用
メントールに抗菌・抗ウィルス効果があり、カゼ予防のほかカビ・ダニを防ぐ効果も。「空気中に粉霧すれば空気清浄にもいい」(橋口医師)

・胃腸の働きを良くする
メントールが胃腸の蠕動(ぜんどう)運動を促して働きを正常に。お腹の張りや痛みの改善、食べ過ぎ時の消化促進、吐き気を抑える。お通じ改善効果も。

・冷却、消炎鎮痛作用
メントールは神経を刺激して冷たいと感じさせる。同時に末梢血管を広げて血行促進し、ほてりを冷ます。

・リフレッシュ効果
鼻や口から入った香りの信号は、情緒の中枢といわれる扁桃体、さらに自律神経の司令塔である視床下部に直接働きかけ、気分をリフレッシュ。

香りや用途もさまざま 世界のミント
・和種ハッカ
日本に古くから自生している種類で、英名はジャパニーズ・ミント。ペパーミントよりもメントールが豊富。

・ペパーミント
和名はセイヨウハッカ。スペアミントとウォーターミントの自然交配種。メントールが豊富でお菓子にも使われる。

・スペアミント
和名はミドリハッカ。おだやかで柔らかい香り。食用に向く。主成分はカルボンで、メントールは含まない。

・オレンジミント
強い柑橘系の香りで、ベルガモットミントとも呼ばれる。濃色の葉が特徴。サラダなど生食に向く。

・アップルミント
リンゴのような甘い香り。パイナップルミントも同種で、丸みのある葉が特徴。フレッシュハーブティーにも向く。
前田京子
前田京子 国際基督教大学教養学部、東京大学法学部卒業。米大学外国語学部で講師を務め帰国後、編集者に。現在は健康で快適なライフスタイルの実践法を執筆。著書に『お風呂の愉しみ』(飛鳥新社)、『はっか油の愉しみ』(マガジンハウス)ほか多数。
橋口玲子
緑蔭診療所 医師
橋口玲子 小児科、循環器専門医、認定内科医。日本ハーブ療法研究会世話人。現代医学に漢方やハーブ療法、アロマセラピーを取り入れた医療を実践。著書に『医師が教えるアロマ&ハーブセラピー』(マイナビ出版)、監修に『ミントのチカラ』(NHK出版)など。

取材・文/渡辺満樹子 写真/公文美和、PIXTA(ミント)

日経ヘルス2015年1月号掲載記事を再構成

この記事は雑誌記事掲載時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります